立琴
たてごと
名詞
標準
koto erected in one's yard as decoration during the Festival to Plead for Skills
文例 · 用例
さうして姫に白孔雀の羅と金の立琴とを呉れた。
— 牧野信一 『嘆きの孔雀』 青空文庫
――アポローばりの立琴をきかせられたり、優らしい若い女神が、花束飾りをかざして舞うのを見せられたりすると、俺の熾な意気も変に沮喪する。
— 宮本百合子 『対話』 青空文庫
モスクワ大学の立琴と鷲のギリシア式鉄柵の間に古本を挾んで売って居る。
— 宮本百合子 『一九二七年八月より』 青空文庫
それは併し最も自然に立琴が風に鳴るやうなものであつた。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
自分は漸くカワレリヤ、ルスチカナの幕開きに淋しい立琴を合方にして歌ふシチリヤナの一節を思付いた。
— 永井荷風 『黄昏の地中海』 青空文庫
われらにしてもし誠の心の底から、ミューズやヴェヌスの神に身を捧げる覚悟ならば、われらは立琴を抱くに先立って掟きびしいわれらが祖国を去るに如くはない。
— 永井荷風 『監獄署の裏』 青空文庫
北国のある町を歩いていると立琴のようなものを鳴らして乞食が通るのを見た。
— ハーン先生の一周忌に 『面影』 青空文庫
何となく悲しく、鳴らしている立琴の音を聞きつつ、空想に耽っているとその男の姿は遠くなって見えなくなった。
— ハーン先生の一周忌に 『面影』 青空文庫
作例 · 標準
七夕の祭りに合わせて、庭先に高く聳え立つ立琴が飾られ、風に揺れる短冊が彩りを添えている。
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古文書には、技芸の上達を願う村人たちが立琴を囲んで舞を奉納した様子が記されている。
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その邸宅の広い庭園には、季節の行事ごとに立琴が設えられ、訪れる客人の目を楽しませていた。
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