尨
むく
名詞頻度ランク #25286 · 青空 2 例
標準
shaggy hair
文例 · 用例
その時ヘルンは、黙って彼女を書架の前に導き、彼の尨大な著作全集を見せて言った。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
何故かといふに、我等がもつと粗朴でないものであつたとしたら、かくも尨大な文献の前に、突然身を置いた我等として、その一冊一冊に取掛からうとするまへに、かくも尨大な文献の前に突如連れて来られたといふ我等の運命に就いて先づ考へようとしたであらう。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
どうせ短い人間一生の前には、その日まで全然見も知らずにゐた西欧二千年の文献の、余りに奇異にも尨大であつたことは当然である。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
尾崎一雄君がなかなか太つ腹なことをやり、「文藝城」の經濟が尨大になるといふ話に面白いところがあつて、それは今でも頭に殘つてゐる。
— 梶井基次郎 『淺見淵君に就いて』 青空文庫
国民政府に於て左党の政策の欠如が右党に幸して、彼等は尨大な小ブルジョワを党に獲得し、南方の多くのブルジョワも三民主義の名に隠れて党に参加した。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
その下へはもう尨犬がやつて來てゐる。
— 梶井基次郎 『太郎と街』 青空文庫
その雲はその尨大な容積のために、それからまたその藤紫色の陰翳のために、茫漠とした悲哀を感じさせた。
— 梶井基次郎 『闇への書』 青空文庫
そしてその尨大な容積やその藤紫色をした陰翳はなにかしら茫漠とした悲哀をその雲に感じさせた。
— 梶井基次郎 『蒼穹』 青空文庫
作例 · 標準
その犬は全身が尨で覆われていて、まるで毛玉のようだった。
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森の奥で、尨の長い動物がひっそりと暮らしていた。
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彼の頭には、手入れされていない尨がふさふさと生えていた。
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標準
shaggy dog
作例 · 標準
公園で可愛らしい尨を連れて散歩している女性を見かけた。
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雪の中を走る尨は、まるで白い塊が動いているようだった。
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隣の家で飼っている尨は、いつも元気いっぱいに庭を走り回っている。
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