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雑種

ざっしゅ
名詞頻度ランク #30254 · 青空 164
1
標準
hybrid
文例 · 用例
繁れる雑種の喬木は、梢を揃えて件の巌の裾を包んで、滝は音ばかり森の中に聞えるのであった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
当時の将軍藤原保則、乱を平げて津軽より渡島に至り、雑種の夷人前代未だ嘗て帰附せざるもの、悉く内属すとあり。
太宰治 津軽 青空文庫
狼のやうな顔をした雑種らしい犬が、それ等の家から出て来て、遠くから臆病らしく吠え立てた。
石川啄木 青空文庫
それから父親は持って行った資金の金のあるに任せ、西海岸の日本人の多くいる都市を遊び歩き、アメリカゴロの立てる空な計画に乗せられたり、淪落の雑種の女の美人局に掛ったりするので、なか/\内部地方へ入って行けなかった。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
一つはこの案内者の見かけが平凡でそこらにざらにある雑種のアラビア人とちっとも違わないし、その上相当に狡くもあったのでただ出鱈目をいう言葉のなかに聞き流した。
岡本かの子 百喩経 青空文庫
かくてまた蹈み入りがたき雑艸の最も淫れしあるものは肥満りたる、頸輪をはづす主婦の腋臭の如く蒸し暑く、悲しき茎のひと花のぺんぺん草に縋りしは、薬瓶もちて休息める雑種児の公園の眼をおもはしむ。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
S組合の薄白痴は石油ににじむ赤き髪に雑種児の矜を思ひ、けふの夜食も焼パンにジヤムと牛乳を購はんとぞ思ふ。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
大きな枝を張った木陰のベンチに人相の悪い雑種のマライ人が三人何かコソコソ話し合っていた。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
作例 · 標準
公園で保護された雑種犬が、新しい家族を見つけた。
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このバラは、美しい花を咲かせるための雑種改良によって生まれた。
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彼は、純粋な品種だけでなく、雑種猫も大好きだ。
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