業主
ぎょうしゅ
名詞
標準
business operator
文例 · 用例
江戸幕府の中心思想は、封建的農業主義である。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
この時計遅れてるのんと違うか」そう言いながら、豹一のうしろの机の埃をぷっと吹いて、「僕、営業主任の園井です。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
田口壮氏――『女』直線と曲線とのよき組み合せ、然し色が商業主義的な傾きがある。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
尤も、最近に、私は、この考へに多少の制限を加へて、出版商業主義の力が、文学の大衆性を決定する上に相当な役割を演じてゐるといふことを認めるやうになつて来たが、それでも、なほ、私は、この商業主義の力は、文学作品の大衆性に対して付随的な条件に過ぎないと考へてゐた。
— 平林初之輔 『商品としての近代小説』 青空文庫
ところが近頃になつて、私は、文学作品の大衆性の問題は、文学の本質的な問題といふよりも、寧ろより多く、商業主義によりて決定される問題であり、大衆性といふことに関する限りに於いては、出版商業主義の力こそ、まさに本質的な要素であると信ずるやうになつて来た。
— 平林初之輔 『商品としての近代小説』 青空文庫
田辺哲学の読者は、この資本主義社会に発生した東洋的な「無」の哲学が、われにもあらず権力と商業主義に流され、このように「無」の流転する姿を、哲学の破綻そのものの姿としてみているでしょうか。
— 宮本百合子 『新しい抵抗について』 青空文庫
――興業主は思う壺という所です。
— 大仏の末路のあわれなはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
これは興業主で、その札によって正確な入場者の数が分るのであります。
— 大仏の末路のあわれなはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫