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数珠

じゅず異読 ずず
名詞頻度ランク #32606 · 青空 420
1
標準
rosary
文例 · 用例
およそ、山の中の氷の下から、数珠を手繰るように落ちて来る、峡間の水ほど力の強い、自由の手も少いであろう。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
数珠子釣りに行って来るかな」 そういって、道具を乗せて田舟を漕ぎ出して行った。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
父はあまり遠くない蘆の中で、カンテラを燃して数珠子釣りをやっている。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
洲の中の環虫類を糸にたくさん貫いて、数珠輪のようにして水に垂らす。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
片っ端から数珠つなぎにするからそう思ってくれ」 嵩にかかって、嚇されたお初はわっと泣き出した。
猫騒動 半七捕物帳 青空文庫
この女房の母親で、年紀の相違が五十の上、余り間があり過ぎるようだけれども、これは女房が大勢の娘の中に一番|末子である所為で、それ、黒のけんちゅうの羽織を着て、小さな髷に鼈甲の耳こじりをちょこんと極めて、手首に輪数珠を掛けた五十格好の婆が背後向に坐ったのが、その総領の娘である。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
ふりかえって見ると、車室の中の旅人たちは、みなまっすぐにきもののひだを垂れ、黒いバイブルを胸にあてたり、水晶の数珠をかけたり、どの人もつつましく指を組み合わせて、そっちに祈っているのでした。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
頭の中で離れ離れになってなんの連絡もなかったいろいろの場所がちょうど数珠の玉を糸に連ねるように、電車線路に貫ぬかれてつながり合って来るのがちょっとおもしろかった。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
作例 · 標準
法事に参列する直前になって、カバンの中に入れておいたはずの数珠が見当たらず焦った。
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祖母から形見として譲り受けたサンゴの数珠は、今でも私の大切なお守りになっている。
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手に持った数珠をカチカチと鳴らしながら、故人の冥福を祈って静かに手を合わせた。
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