もう少しのところで
もうすこしのところで
表現
標準
almost
文例 · 用例
狸は爺さんに捕へられ、もう少しのところで狸汁にされるところであつたが、あの兎の少女にひとめまた逢ひたくて、大いにあがいて、やつと逃れて山へ歸り、ぶつぶつ何か言ひながら、うろうろ兎を搜し歩き、やつと見つけて、「よろこんでくれ!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
南伊豆は七月上旬の事で、私の泊っていた小さい温泉宿は、濁流に呑まれ、もう少しのところで、押し流されるところであった。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
狸は爺さんに捕へられ、もう少しのところで狸汁にされるところであつたが、あの兎の少女にひとめまた逢ひたくて、大いにあがいて、やつと逃れて山へ帰り、ぶつぶつ何か言ひながら、うろうろ兎を捜し歩き、やつと見つけて、「よろこんでくれ!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
――の手へわたして、近いうちに八王子の方へやるつもりであったそうで、もう少しのところであぶないことでございました。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
僕は、そつとみち子の済した横顔を眺めると、前日の騒動を思ひ出して、もう少しのところで失笑するところだつた。
— 牧野信一 『晩秋』 青空文庫
かつて、あるテキヤに口説かれたことがあつたが、そして、もう少しのところで誘惑されて了ふところであつたが、彼女は思ひとどまつて次のやうに言訳をした程である。
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
なぜなら、もう少しのところで私はきっと彼を馭者台から引きずり下ろしたに違いないからだ。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
しかし、もう少しのところで敵をつかまえそうになったそのとき、私の望みはばったりと消え失せ、やつの足どりが今度こそすっかり見失われてしまった。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
もう少しのところで、事故になるところだった。
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もう少しのところで、優勝を逃してしまった。
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彼はもう少しのところで真実に気づきそうだった。
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