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雑味

ざつみ
名詞
1
標準
off-flavor
文例 · 用例
(昭和六年九月、雑味
寺田寅彦 青衣童女像 青空文庫
(昭和六年十二月、雑味
寺田寅彦 青磁のモンタージュ 青空文庫
うわべはともかくも、どんな権謀や、知略のありそうなポーズをとって、玄人らしい顔をして見ても、私の本質はそうした単純な型の生活者であり、したがってもし底の知れない、複雑味のあるのがえらい人間の資格であるのなら、私などは自分自らの本質を裏切ることなしにはえらくなる事が出来ない。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
同様の配役で、やゝ複雑味のうけとれるのは、翌年春木座の「薄雪物語」に、園部左衛門の芝雀――後、雀右衛門――に、薄雪姫といふ役廻りである。
折口信夫 市村羽左衛門論 青空文庫
おなじ時に出来たと言ふ今一首は、道行きぶりの中に、稍複雑味が加つて居る。
折口信夫 叙景詩の発生 青空文庫
唯内容には複雑味が加つて来てゐる。
折口信夫 「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ 青空文庫
時を経て、世の中は複雑味を加へ、古来伝承の神授の詞章だけでは、如何に意義を延長して考へ、象徴的な効果を予期して見ても満足出来ぬ程、神言の対象となるべき事件が、こみ入つて来る。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
それに「身振り」(ミミック)が加はつて複雑味を増し、「主題」が「筋」さては「物語」に発展して益々完全な心理的要素となるのであります。
岸田國士 演劇一般講話 青空文庫
作例 · 標準
このコーヒーは抽出温度が高すぎたせいか、後味に嫌な雑味が残ってしまう。
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日本酒の醸造過程で、いかにして雑味を取り除き澄んだ味わいにするかが杜氏の腕の見せ所だ。
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野菜を煮込む前にアクを丁寧に取ることで、スープに雑味が出ず素材の味が引き立つ。
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