雛鳥
ひなどり
名詞
標準
chick
文例 · 用例
カナリヤの雛 近頃英国で、ある学者が二軒の小鳥屋についてカナリヤが生む雛鳥の雌雄の数を調べてみた処、甲の家では雌百に対し雄が七十七であったが、これに反して乙の鳥屋では雌百に対する雄が三百五十三の大多数を占めていた。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
それが万一|僥倖に助かって孵化しても、親に似て性の悪い杜鵑の雛鳥に鋭い嘴で啄き出されてしまうという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
そのかわりに今|雛鳥を二羽、宿の裏手の鶏小屋の片すみの檻に養っている。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
自分がもしそれを持ったなら、まるで、変り羽毛の雛鳥のように、それを持たない世間から寄って蝟って突き苛められてしまうではないか。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
かの和子にものいふさまよ、雛鳥にふふますごとよ、傍つき、にじり寄り、さて暑さよとな、またあふぎゐる。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
七兵衛も費用を惜しまずに、出来るかぎりの手段をめぐらして、娘のゆくえを探り求めたが、飛び去った雛鳥はふたたび元の籠に帰らなかった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
小石は牝鶏をこして、牝鶏のかげに餌をあさる雛鳥の眉間に手強く命中した。
— 素木しづ 『雛鳥の夢』 青空文庫
雛鳥は、そのまゝ起き上らない。
— 素木しづ 『雛鳥の夢』 青空文庫
作例 · 標準
親鳥が運んできた虫を、大きな口を開けて奪い合うように食べる雛鳥たち。
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巣立ったばかりの雛鳥が、不慣れな羽ばたきで近くの枝まで飛んでいった。
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「あそこの雛鳥、まだふわふわの産毛が残っていて本当に可愛いね」
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