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一更

いっこう
名詞
1
標準
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文例 · 用例
是の如く女子の身體に於て一月にして小なる一更始が行はれて居ることは、自然が人を支配して居る其の法律の定案に、人まさに自らにして盈虚消長すべしといふことの存して居ることを明示してゐるので、仔細に生理及び心理の觀察を爲すものの首肯せざる能はざるところである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
かくてかくの如き彼等の生活の悲慘が、その父の悲慘よりも、その祖父の悲慘よりも更に一更悲慘なるものであることは、言ふまでもない。
石川啄木 田園の思慕 青空文庫
『洞冥記』に影娥池の北に鳴琴の院あり、伺夜鶏あり、鼓節に随って鳴く、夜より暁に至る、一更ごとに一声を為し、五更に五声を為す、また五時鶏というとある。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
どうも、変だと云って□の反応をしらべた医師の報告は一更おびえさせて、無智から無精に病をこわがる女中共は、台所にたったまま泣いたりし始めた。
宮本百合子 黒馬車 青空文庫
一更をはや過ししかど、なほ立ちうくて、絳雪のとどむるによりて帰りぬ。
蒲原有明 『聊斎志異』より 青空文庫
一更になお、彼を説服してその所謂研究をやめさせることは、到底僕の力では出来そうもなかった。
豊島与志雄 椎の木 青空文庫
一更がもう尽きようとしたところで、三娘が門を敲いて入って来た。
蒲松齢 封三娘 青空文庫
一更三点に、即ち老僕をして先ず睡らしむ。
鈴木大拙 洪川禅師のことども 青空文庫
作例 · 標準
時計などない時代、寺の鐘が一更を告げると、人々は家路を急ぎ始めた。
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秋の夜長、一更を過ぎてもなお、書斎の明かりは消えることがなかった。
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宴もたけなわであったが、一更のころには皆すっかり酔い潰れてしまっていた。
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