五更
ごこう
名詞
標準
the five night watches
文例 · 用例
五更(午前三時―五時)に至って、張はまた起きた。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
時はすでに五更で、部屋に戻ると、机の上には読書のともしびがまだ消え残っていた。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
智通はそのままにして、法華経を読みつづけていると、夜も五更に至る頃、怪物は火に酔ったとみえて、大きい目を閉じ、大きい口をあいて、炉に倚りかかって高いびきで寝入ってしまった。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
五更(午前三時―五時)に至るまで寂然として物音もきこえないので、守る者も油断して仮寝をしていると、たちまち何物かはいって来たらしいので驚いて眼をさますと、将軍の妻はすでに行くえ不明であった。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
虎の群れはこころ得て立ち去ったが、夜の五更の頃に帰って来て、人のように言った。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
『洞冥記』に影娥池の北に鳴琴の院あり、伺夜鶏あり、鼓節に随って鳴く、夜より暁に至る、一更ごとに一声を為し、五更に五声を為す、また五時鶏というとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
やがて五更(午前三時―五時)の頃になると、彼は又しずかに起ちあがって楊の寝床へ近寄って来た。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
すると、五更ののちから両脚が自然に食っ付いてしまって、もう伸ばすことも縮めることも出来なくなりました。
— 子不語 『中国怪奇小説集』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、夜は五更という時間帯に分けられていた。
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五更の鐘の音が、静かな夜に響き渡った。
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彼は五更の闇の中、ひたすら書物を読んでいた。
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