夜更け
よふけ
名詞頻度ランク #43322 · 青空 998 例
標準
late at night
文例 · 用例
夏麻挽く、海上潟の、沖つ州に、船は停めむ、さ夜更けにけり。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
夕刊売りが問題の夜更けに問題のアパート階上の洗面場で怪しい男の手を洗っているのを見たという証言のあたりから、記者席の真犯人に観客の注意が当然集注されるから、従ってその時に真犯人は真に真犯人であるらしい挙動をして観客に見せなければならないこと勿論である。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
S=茶店内部 夜更けて―― 表戸を開けて七五郎のお袋のお勘婆さんが顔を出す。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
ココア色の女の皮膚に雷紋の入墨をしたような夜更けであった。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
たとへば秋の温泉塲の靜かな夜更けなどに、好もしい相手と勝負に熱中しながら、相當腕が出來なければ冴た。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
その後教師都に帰りてより幾年の月日|経ち、ある冬の夜、夜更けて一時を過ぎしに独り小机に向かい手紙|認めぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
人の噂をなかば偽りとみるも、この事のみは信なりと源叔父がある夜酒に呑まれて語りしを聞けば、彼の年二十八九のころ、春の夜更けて妙見の燈も消えし時、ほとほとと戸たたく者あり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
宿の三階から見下ろす一町くらい先のある家で、夜更けるまで大声で歌い騒ぎ怒鳴り散らすのが聞こえた。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
作例 · 標準
夜更けまで語り明かし、旧友との再会を楽しんだ。
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夜更けに一人で散歩するのは、少し怖い。
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夜更けの静寂が、彼の創作意欲を掻き立てる。
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