観音
かんのん
名詞頻度ランク #16133 · 青空 2152 例
標準
Avalokiteshvara (Bodhisattva)
文例 · 用例
近きベンチへ腰をかけて観音様を祈り奉る俄信心を起すも霊験のある筈なしと顔をしかめながら雷門を出づれば仁王の顔いつもよりは苦し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
後ろへ廻って見ると小さな杉が十本くらいある下に石の観音がころがっている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
生れて間もない私が竜門の鯉を染め出した縮緬の初着につつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王の祠の石段を登っているところがあるかと思うと、馬丁に手を引かれて名古屋の大須観音の広庭で玩具を買っている場面もある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
そこからは腰の痛みの軽い日は、杖に縋りながらでも、笠寺観音から、あの附近に断続して残っている低い家並に松株が挟まっている旧街道の面影を尋ねて歩いた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
観音様が流行らないなら、モガの一人も張り飛ばして、食堂でアイスカフェーの食券一枚。
— 寺田寅彦 『二科狂想行進曲』 青空文庫
」「それよりぁ、うらあ浅草の観音さんへ参りたいんじゃ。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
浅草の観音もさほど有がたいとは思われなかった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
」 観音経を唱えていた神経衰弱の伍長が、ふと、湯呑をチンチン叩くのをやめた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
作例 · 標準
慈悲深い観音のような微笑みをたたえた仏像を前に、思わず日々の不平不満を忘れて手を合わせた。
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観音は人々の悩みを聞き、三十三の姿に変身して救いの手を差し伸べると言われており、古くから庶民の信仰を集めている。
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「あの慈悲深いお顔……まさに観音そのものだわ。見ているだけで荒んだ心が洗われるよう。」
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観音は男性でも女性でもない中性的な姿で描かれることが多く、それがどこかこの世のものとは思えない美しさを醸し出している。
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