身を隠す
みをかくす
表現動詞-五段-サ行
標準
to hide oneself
文例 · 用例
娘 ――(急ぎ木蔭に身を隠す。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
人のいない窓の一つ一つを、念入りに眺めまわしながら、なおも奥深く身を隠すように這い退って、彼の足の先に茂り合ったアカネ草の中に入ろうとしたが、その拍子に、編上靴の先で彼の足首を蹴りつけるとギクリとして振り返った。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
此の度の密月の旅の第一夜から、附絡ふて、隣の部屋に何時も宿る……其さへも恐ろしいのに、つひ言葉のはづみから、双六谷に分入つて、二世の契を賭けやうとする、聞けば名高い神秘の山奥、迚も罪深さに堪へないため、諸ともに身を隠す、とあつた。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
汝こそわが鳥人の術を以て、身を隠すに価する者じゃ」 と、余と言ってみたり、我と言ってみたり、俺と言ってみたり、さまざまな一人称を使うところは、大方混乱している証拠と見えたが、佐助は鳥人の術に心を惹かれて、思わず、「して、その術とは……?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
そこで二人は相談して、ひとまず奥州路に身を隠すことになって、夜逃げ同様にここまで落ちて来ると、うしろから怪しい奴がつけて来る。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
若い女が電柱に身を隠すやうにして笑つてゐた。
— 田中貢太郎 『青い紐』 青空文庫
この隙間は身を隠すのに適当でないし、それなりに疑われるかもしれない。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
その物陰に素早く身を隠すと、階段から足音が聞こえ、寝室の戸が開け閉めされる。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
作例 · 標準
容疑者は警察の追跡を逃れるため、森の中に身を隠した。
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彼女は人目を避けるように、大通りのカフェの隅に身を隠した。
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獲物に見つからないよう、ハンターは木の影に身を隠した。
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