潜む
ひそむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #17170 · 青空 2104 例
標準
to lurk
文例 · 用例
ホガースやドーミエーからは享楽の影に潜む恐ろしさを味わわされる。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
公式は、丁度世界歴史の年代の数字と同様に、彼等の物理学の中に潜む気味の悪い怖ろしい幽霊である。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
肉は肉、骨は骨に切り離されて、骨と肉の間に潜む滋味はもう味わわれなくなる。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
父に聞いた九淵のはなし、友が訳した希臘の狂詩――水中に潜む渾沌未分の世界……「どうでもいいわ」……小初はすべてをぶん流したあとの涼やかさを想像した。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
ロダンさんはモデル台で、彫刻の裡に潜む自然の力に打ち負かされて偶像のように立っている妾に近づいていらっしゃると、妾のウェイスト・クロスをおとりになったのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
その時妾はふと、夜陰の無花果の木の下に潜む、黒衣の人間の険悪な顔を姿見に認めて、恐ろしい悲鳴をあげました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
はじめは潜む蒼穹に、 あはれ鵞王の影供ぞと、面さへ映えて仰ぎしを、 いまは酸えしておぞましき、澱粉堆とあざわらひ、いたゞきすべる雪雲を、 腐せし馬鈴薯とさげすみぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
このような夜に沖で死んだ人々の魂が風に乗り波に漂うて来て悲鳴を上げるかと、さきの燐火の話を思い出し、しっかりと夜衣の袖の中に潜む。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
作例 · 標準
古い屋敷の地下室には、何世代にもわたって語り継がれてきた恐ろしい怪物が潜んでいるという。
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都会の喧騒の中に潜む静寂を見つけた時、彼はようやく自分を取り戻したような気がした。
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「一見平和に見える日常にも、思わぬ危険が潜んでいるものだ」と刑事は注意を促した。
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