縦帆
じゅうはん
名詞
標準
fore-and-aft sail
文例 · 用例
七十|噸の縦帆船は、マルケサス・パウモツ・タヒティ・ハワイ・ギルバァトを経て一年半に亘る巡航の後、一八八九年の終にサモアのアピア港に着いた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
――縦帆式帆装の帆船。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
帆が縦帆式であることは特に第五篇のために記憶されること。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
午後二時頃、舵手がデュレキュのところへやってきて、縦帆船が船尾を横切って風上のほうへ行ったから用心しなくてはならないといった。
— 久生十蘭 『フランス伯N・B』 青空文庫
四時頃になると、縦帆船は斜行しながら見る見る風上半哩ほどのところへ近づいてきた。
— 久生十蘭 『フランス伯N・B』 青空文庫
乗組の姿は一人も見えず、舵場には海賊がいて、縦帆船と同航しながらトリニダットの港から出かけているところだった。
— 久生十蘭 『フランス伯N・B』 青空文庫
後檣縱帆架に飜る旗は、まだ朦乎として、何國の軍艦とも分らぬが、今や、團々たる黒煙を吐きつゝ、波を蹴立てゝ吾が輕氣球の飛揚せる方角へ進航して來るのであつた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』と叫びつゝ、頭を廻らすと、此端艇を去ること程遠からぬ洋上には、先刻の白色巡洋艦は小山の如き浪に漂蕩しつゝ、其後檣縱帆架と船尾とには、旭輝く大日本帝國の軍艦旗は翩飜と南風に飜つて居つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
船の側面に取り付けられた縦帆は、風を受けて推進力を生み出します。
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縦帆を張ったスクーナーが港を出ると、追い風を受けてみるみる速度を上げた。
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横帆と縦帆の違いを船乗りに尋ねると、風への角度の取り方が根本的に違うと教わった。
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