敗走
はいそう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
flight
文例 · 用例
」と拳を揮廻すのが棄鞭で、把手にしがみついて、さすがの悪垂|真俯向けになって邸町へ敗走に及ぶのを、斑犬は波を打って颯と追った。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
右近の陣は鉄砲に打ちすくめられ嫡子久蔵(十六歳)を初め百余人撃たれて、敗走した。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
二番|側え池田勝三郎も丹波守の猛威に討靡けられて敗走した。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
前田利家、敗走軍を追って川の辺に来ると、鍬形打った甲の緒を締め、最上胴の鎧著けた武者一騎、大長毛の馬を流に乗入れて、静々と引退くのを見た。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
島子の一戦に寺沢勢を敗走せしめ、本戸まで追撃して、ついに大将藤兵衛を、乱軍の中に自刃せしめた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
立花勢は友軍の苦戦をよそに進軍しないから、貞清之を促すと、「諸軍の攻撃によって城は今に陥るであろうが、敵敗走の際に我軍之を追わんが為である。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
富山の姿を隠したりと知らざる者は、彼敗走して帰りしならんと想へり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
途轍もない事と思うても背に替えられぬ腹を据えて、いかにも日に一人ずつ遣ろうと誓うたので、蛇尾の尖を以て穴を塞ぎ水を止め天魔敗走した。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
敵軍は圧倒的な火力の前に戦意を喪失し、武器を捨てて山の方へと敗走していった。
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味方の援護が間に合わず、前線の部隊はバラバラになって敗走を余儀なくされた。
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将軍は敗走する兵士たちを鼓舞し、なんとか再集結させて態勢を立て直そうと必死だった。
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