退却
たいきゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #26293 · 青空 684 例
標準
retreat
文例 · 用例
新体詩様式は、未だ十分の発達を示してはゐないけれども、人々はその案外に困難なる故を以てかどうか、何時の間にか退却し、昨今再び立向つてゐる状勢だが、猶極めて怠惰な立向ひ方と云へよう。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
その退却する時十分自覚的でなかつた如く、今更めて立向ふにも自覚的な人は甚だ稀なやうである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
(中) 御坂退却のこと そろそろ私は、なまけはじめた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
」と旦那は怒り、ぎよろりと妻子を睨んですつくと立ち上り、奧の薄暗い部屋に退却して、そつと鏡を覗き、がつかりして、「これは、駄目だ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」いまいましさうに言ひ切つてお婆さんは退却する。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
私は、その夕、電燈|煌々として自動車の目まぐるしく飛び交う賑やかな町中で、一枚の号外を握って、地質時代の出来事であるところの、氷河退却時代が、眼のあたりに見られるのだと思った。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
かの女の肉体の地図に戦争の持つ赤手袋を穿めて、僕は他日を約して一先ず退却だ。
— 吉行エイスケ 『戦争のファンタジイ』 青空文庫
結局、こっちの条件が悪く、負けそうだったので、持って帰れぬ什器を焼いて退却した。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
敵の猛攻に耐えきれず、部隊は泣く泣く退却した。
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会議の途中で、彼は突然席を立ち、退却するように部屋を出て行った。
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「これ以上戦っても無駄だ。速やかに退却せよ!」と、指揮官は叫んだ。
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