蛾
が異読 ガ
名詞頻度ランク #26452 · 青空 1305 例
標準
moth
文例 · 用例
〔館は台地のはななれば〕宮沢賢治館は台地のはななれば鳥は岬の火とも見つ香魚釣る人は藪と瀬を低くすかしてわきまへぬ鳥をまがへる赤き蛾は鱗粉きらとうちながし緑の蝦を僭しつゝ浮塵子あかりをめぐりけり
— 宮沢賢治 『〔館は台地のはななれば〕』 青空文庫
路次|角の電柱に懸かつた医者の広告板なのだが、その姓をどう読んでいいか分らなかつた、そのまはりに蛾が沢山、それを照明してゐる電燈のまはりにも、とまつたり飛んだりしてゐる。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
僕の部屋の窓を夜どおし明けはなして盗賊の来襲を待ち、ひとつ彼に殺させてやろうと思っているのであるが、窓からこっそり忍びこむ者は、蛾と羽蟻とかぶとむし、それから百万の蚊軍。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
壁の隅には昼の蛾がポチポチゐた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
烏瓜の花が大方開き切ってしまう頃になると、どこからともなく、ほとんど一斉に沢山の蛾が飛んで来てこの花をせせって歩く。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
これもおそらく蛾が一種の光度計を所有しているためであろうが、それにしても何町何番地のどの家のどの部分に烏瓜の花が咲いているということを、前からちゃんと承知しており、またそこまでの通路をあらかじめすっかり研究しておいたかのように真一文字に飛んで来るのである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
この蛾は、戸外がすっかり暗くなって後は座敷の電燈を狙いに来る。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
婦人の中には特にこの蛾をいやがりこわがる人が多いようである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
作例 · 標準
夜、明かりに誘われて大きな蛾が窓に張り付いていた。
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この時期、庭の植物に卵を産み付ける蛾の幼虫に気をつけなければならない。
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祖母が大切にしていた着物が、タンスの中で蛾に食われてしまっていた。
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子供の頃、夜中に電灯に集まる蛾を怖がっていた。
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