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逃げ惑う

にげまどう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
1
標準
to run about frantically trying to escape
文例 · 用例
げにわれは思う、女もし恋の光をその顔に受けて微笑む時は花のごとく輝く天津乙女とも見ゆれど、かの恋の光をその背にして逃げ惑うさまは世にこれほど醜きものあらじと、貴嬢はいかが思いたもうや。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
もし逃げ惑うて過失でも……。
岡本綺堂 修禪寺物語 青空文庫
そうすると不思議にも、今まで恐怖という事を知らなかった名探偵が、極度にその極悪犯人を恐れるらしく、秘術を尽して逃げ惑うのを、犯人が又、それ以上の秘術を尽して逐いまわる。
夢野久作 書けない探偵小説 青空文庫
「ぐずぐずしていて煙にまかれでもした日にゃあ助からねえ」 ふたりは方向を換えようとして本芝の方へ振り向く途端に、わっという叫びがまた俄かに激しくなって、逃げ惑う人なだれが二人を押し倒すように頽れて来た。
熊の死骸 半七捕物帳 青空文庫
たくさんに足のある、這ふ蟲が、苔のなかにかくれてゐて、にはかに明るい外光のなかをあわてて逃げ惑うた。
島木健作 生活の探求 青空文庫
脊丈に伸びた青草が、馬蹄に蹴散らかされ、踏み折られて、そこでも、かしこでも名状することのできない悲鳴叫喚が湧きあがり、吹きあがって、それが馬に追われて草をかき分けながら逃げ惑う苦力達によって四方に撒きちらかされた。
里村欣三 シベリヤに近く 青空文庫
が、彼は隊長からそう怒鳴りつけられない前から、逃げ惑う苦力の間に馬を突込んで、手あたり次第に、馬上から苦力の弁髪をめがけて殴ぐりつけ、はたきつけていたのだ。
里村欣三 シベリヤに近く 青空文庫
だが、丁度うまく彼の逃げ惑う体が障子戸にのしかかったので、いきなり明るみの地べたへ投げ出された。
金史良 天馬 青空文庫
作例 · 標準
迷路のような繁華街で火災が発生し、人々が出口を求めて逃げ惑う
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予期せぬ集中豪雨で川が氾濫し、キャンプ客たちは暗闇の中で逃げ惑った
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突然のモンスターの襲来に、街の人々は成す術もなく右往左往して逃げ惑う
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逃げ惑う(にげまどう) — 幻辞.com