逃げ回る
にげまわる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to run around trying to escape
文例 · 用例
一種の連続的な身の毛のよだつ恐怖のどんづまりの叫び声とも何ともつかぬ声をあげて、家ぢうを逃げ回るのであつた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
ベン・プライスがこの逃げ回る金庫破りの足跡を追っていると公表されると、盗難防止用金庫を持っている人々もほっとすることができた。
— A RETRIEVED REFORMATION 『罪と覚悟』 青空文庫
おそらく私を見出したならば彼は会心の微笑を洩らして最も残酷な嬲り打ちを浴せ、跳ねては転びしながら逃げ回るであろう私達の悲惨な姿を現出させて鬱屈を晴らすに違いない。
— 牧野信一 『ゼーロン』 青空文庫
だが、机の上においた本が、いつの間にやら宙へうかんでいたり、たべようと思ってパイナップルのかんづめをあけると、たちまち中から輪切りになったパイナップルや、おつゆがとびだしてきて、宙をにげまわるなどと、いうこともあって、なかなかてこずる。
— 海野十三 『宇宙の迷子』 青空文庫
12 こばやしくんやポケット小ぞうやおまわりさんたちは、おだいばのくさむらで二十めんそうをおいかけましたが、うまくにげまわるので、つかまりません。
— 江戸川乱歩 『かいじん二十めんそう』 青空文庫
おとなのからだでは、とても通れないようなところばかりを、にげまわるのですから、なかなかつかまりません。
— 江戸川乱歩 『灰色の巨人』 青空文庫
それが下駄を片手にぶらさげて跣足で田の畦を逃げ廻るのを、村のアマゾン達が巧妙な戦陣を張ってあらゆる遁げ路を遮断しながらだんだんに十六むさしの罫線のような畦を伝って攻め寄せて行った。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
それはほんとうにいい言葉のような気もするのであるが、そうして私も今その言葉を、はっきり掴みたいのであるが、あせると尚さら、その言葉が、するりするりと逃げ廻る。
— ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 『鴎』 青空文庫
作例 · 標準
彼はマスコミの追及をかわすため、一ヶ月以上も各地を逃げ回っていた。
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鬼ごっこで足の速い子が鬼になると、他の子たちは必死に園庭を逃げ回る。
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浮気がバレそうになった彼は、妻の厳しい質問から逃げ回るのに必死だ。
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