酷薄無情
こくはくむじょう
形容動詞
標準
cold-hearted
文例 · 用例
コン吉はこの酷薄無情な氷の璧を見あげていたが、やがて悲鳴ともろ共に、「タヌ君、いくらなんでもこの移転荷物のままでは、この崖はのぼれない。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
悪逆無道、酷薄無情、これ以上の地獄の沙汰はあろうずるまい。
— 久生十蘭 『玉取物語』 青空文庫
房々とした眉毛の下に猜疑心の強い陰気に光る眼があり、鼻は鷲の嘴のように傲慢に折れまがり、薄い唇は酷薄無情に固くひき結ばれている。
— 久生十蘭 『湖畔』 青空文庫
だがひとたび金の授受が済むが否や、たちまち仮面をぬぎ、酷薄無情の正体をあらわす。
— 山本周五郎 『七日七夜』 青空文庫
作例 · 標準
その男は酷薄無情にも、困っている人々を助けようとしなかった。
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酷薄無情な命令に、兵士たちは言葉を失った。
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彼の酷薄無情な態度は、誰もが理解できなかった。
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