前灯
ぜんとう
名詞
標準
headlight (on a vehicle)
文例 · 用例
文に、余は是れ羈旅の卒、牛馬の走、初尋寺次逢僧、庭前徘徊、灯下談話、とあるので、羈旅牛馬の二句は在俗の時のことのようにも想われるが、庭前灯下の二句は何様も行脚修業中のこととも想われる。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
朝に法を聴き、夕に道を聴き、梧前灯下に書巻を手にするのは皆この自証を挑撥するの方便の具に過ぎぬ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
自動車は急停車すると、あわてふためいたように前灯を消した。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
ジルベールとボーシュレーが帰って来たぞ』 云い捨てて彼は庭園に戻り、新築中と見えてまだ足場のかかっておる家を一廻りして、サンチュール街に向いた門の扉をそっと押せば、怪物の眼の様な前灯がサッと流れて、巨大な自動車がピタリと止った。
— モウリス・ルブラン 『水晶の栓』 青空文庫
暗の中に前灯に照らされたその運転手の顔ももう私には見ていられぬような気持がした。
— 橘外男 『逗子物語』 青空文庫
ほかのところじゃ慈悲ぶけえだんなだが、いつもこの手ばかりゃ、ほんとに伝六泣かせですよ」 いいつつも、屈強なのをそろえてそこに来たのをみると、ゆうぜんとうち乗りながら、名人がこともなげにいいました。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
清吉は、おのれの欠点と、良心を苦しめなければならぬ病所に気づいたとき、これからすぐにも金づちをたずさえて、さっきの場所へでかけていって、鉄棒の頭を力いっぱい、たたきこんでこようかと、ためらいましたが、時間がたつにつれ、一|時燃えた情熱もしぜんとうすらいでしまったのです。
— 小川未明 『考えこじき』 青空文庫
作例 · 標準
夜間の走行には、明るい前灯が不可欠だ。
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故障した前灯を修理するため、彼はガレージに向かった。
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トンネルに入ると、車の前灯が自動で点灯した。
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