鄙
ひな
名詞頻度ランク #11867 · 青空 188 例
標準
countryside
文例 · 用例
まだ子供が出来ない頃、この新婚の若夫婦は、山陰道の辺鄙な島々を旅し歩いた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
都鄙両方に往来する人は両方を少しずつ知っている。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
朝の歌天井に 朱きいろいで 戸の隙を 洩れ入る光、鄙びたる 軍楽の憶ひ 手にてなす なにごともなし。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
原に草、鄙唄うたひ山に樹々、老いてつましき心ばせ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
町ともつかず村ともつかない鄙びた家並がある。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
それより惹いて、「鄙びたこと」「垢抜のしていないこと」を意味するようになってきた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
こんな辺鄙な山の中に、こんな立派な大都会が存在しようとは、容易に信じられないほどであった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
このごろ見たうちで、アメリカの川船を舞台としたロマンスの場面中に、船の荷倉に折り重なって豚のように寝ているニグロの群れを映じてそれにものうげに悲しい鄙歌を歌わせるのがあった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、静かな鄙で余生を過ごしたいと願う人は少なくない。
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彼はその高名な学問を納めた後も、あえて鄙に留まって子供たちに教えた。
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鄙の夜は、月明かりが驚くほど明るく道を照らしているのが印象的だった。
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