復位
ふくい
名詞動詞-サ変
標準
restoration
文例 · 用例
その時になると、長州藩主父子は官位を復して入洛を許さるることとなり、太宰府にある三条|実美らの五卿もまた入洛復位を許されて、その時までの舞台は全く一変した。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
ペテルブルグではメンシェヴィキがボルシェヴィキと戦っていたが、どの劇場も満員で、伊達な軍服を着た士官がホテルの撞球室で玉を撞き、貴婦人達はサロンに集ってツァーに復位して貰いたいとか、早く独逸の軍隊がやってくればいいなどと上品な声で話しあっていた。
— 久生十蘭 『淪落の皇女の覚書』 青空文庫
テュニスの王ムレアセス*は、皇帝カルル五世が復位させたお方であるが、その父を回想するごとに、しばしば婦女と交わったからといって彼を非難し、彼を愚図・弱虫・子供製造人・と呼びました。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
復位早々の政治始めに、ゆゆしい難障害を見たわけだし、しかもその一投石は、わが子によってなされたのだ。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
清潔、整然、金色の光を放ち、ふくいくたる香気が発するくらい。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
柚子を見つけて一つもぐ、香気ふくいくとして身にしみる、豆腐が欲しいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
今日、Nさんに裏の柚子をもいでもらつた、柚味噌をこしらへた、香気ふくいくとして身心さわやかになつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
石を拾ふついでに、白粉罎を拾うた、クラブ美の素といふレツテルが貼つてあつた、洗つても洗つてもふくいくとしてにほふ、なまめかしい、なやましいにほひだ、しかし酒の香ほどは好きでない、むろん嫌いではない、しばらくならば(これは印肉入にする)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
肩関節が脱臼してしまった患者に対し、医師が慎重な手技で復位を試みる。
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革命によって追放された国王だったが、隣国の支援を得て数年後に復位を果たした。
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骨折部のズレを元に戻す復位操作の際、激しい痛みを伴うことが多い。
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