糸冬
おわり
名詞頻度ランク #13006 · 青空 0 例
標準
end
文例 · 用例
たべおわりなば火にあたれといいて、うまかりしかと問う紀州は眠気なる眼にて翁が顔を見てかすかにうなずきしのみ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
「よしよし、話のみにては解しがたし、目に見なばそなたもかならず泣かん」いいおわりて苦しげなる息、ほと吐きたり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
宝永五年の夏のおわりごろ、大隅の国の屋久島から三里ばかり距てた海の上に、目なれぬ船の大きいのが一隻うかんでいるのを、漁夫たちが見つけた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
おわりに、くろんぼは謡をひとくさり唄った。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
少女の朗読がおわり、教師のだみ声が聞えはじめた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
そして三日かかって、やっとのこと仕事はおわりました。
— 新美南吉 『蟹のしょうばい』 青空文庫
二郎述べおわりて座につくや拍手勇ましく起こり、かれが周囲には早くも十余人のもの集まりたり。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
文は短けれど読みおわりて繰り返す時わが手振るい涙たばしり落ちぬ、今|貴嬢にこの文を写して送らん要あらず、ただ二郎は今朝夜明けぬ先に品川なる船に乗り込みて直ちに出帆せりといわば足りなん。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫