小心者
しょうしんもの
名詞
標準
timid person
文例 · 用例
私はとても小心者の一面があるのだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
私はあなたが、あの豊田さんのお家にいらした事があるのだという事を知り、よっぽど当代の太左衛門さんにお願いして紹介状を書いていただき、あなたをおたずねしようかと思いましたが、小心者ですから、ただそれを空想してみるばかりで、実行の勇気はありませんでした。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
思うに、太宰はあれは小心者だから、ウイスキイでも飲ませて少し元気をつけさせなければ、浮浪者とろくに対談も出来ないに違いないという本社|編輯部の好意ある取計らいであったのかも知れませんが、率直に言いますと、そのウイスキイは甚だ奇怪なしろものでありました。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
極端な小心者なのである。
— 太宰治 『桜桃』 青空文庫
五十円持って旅に出たまずしい小心者が、そのお金をどんな工合いに使用したか、汽車賃、電車代、茶代、メンソレタム、一銭の使途もいつわらず正確に報告する小説を書こうと思います。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
胆が太いせいでは無くて、極度の小心者ゆえ、こんな場合ただちに発狂状態に到達してしまうのであるという解釈のほうが、より正しいようである。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
所が、目の前に現れた下僕は、嘗ての痩せ衰えた・空咳をする・おどおどと畏れ惑う・哀れな小心者ではなかった。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
夜、一代の柔い胸の円みに触れたり、子供のように吸ったりすることが唯一のたのしみで、律義な小心者もふと破れかぶれの情痴めいた日々を送っていたが、一代ももともと夜の時間を奔放に送って来た女であった。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
作例 · 標準
彼は典型的な小心者で、少しのことでもおびえてしまう。
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小心者だと思われないように、もっと自信を持って話すべきだ。
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臆病な小心者でも、愛する人を守るためには勇敢になれる。
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