大胆不敵
だいたんふてき
形容動詞名詞
標準
daring
文例 · 用例
大胆不敵な彼も、多数の前には恐怖した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
これを本紙の記事によって知った警察当局では、極秘裡に彼女の所在を厳探中であったが、あくまでも大胆不敵なお玉は、その中を潜って西村と関係を結んだらしく、すっかり西村を丸め込んでしまった揚句、二人で自動車に同乗して、贋の母親を嘲弄しに行ったのが一昨日曜の午前中の事であったという。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
彼は大胆不敵になり、無謀にもただ一人、門を乗り越えて敵の大軍中に跳び降りた。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
「――」 これは詩人クローデルが大胆不敵にいひ除けた、「主は現代の停車場にも、劇場にもある」といつた、韻致カソリシズムの象徴かと桂子は想ふ。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
――鶏の声を聞きながら、大胆不敵な鼾で、すやすやと寝たのである。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
手拍子拍つやう、腰の麻袋をはた/\と敲いたが、鬼に向つて臀を掻く、大胆不敵の状が見えた。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
「こんな可愛いい子が……」 煙草や飴玉をひそかに留置場へ持ってはいっている大胆不敵さに、陽子は驚いたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
ジェームスジョイスなどこの紋切型を破ろうとして大胆不敵な「ユリシイズ」を書いたが(「……」と彼は言った)などという月並みな文章がやはりはいっていて、何から何まで小説の約束から逸れるというわけには参らなかったようだ。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は大胆不敵な態度で、どんな困難にも立ち向かう。
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敵陣に単身で乗り込むとは、まさに大胆不敵な行為だ。
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そのスパイは、大胆不敵な行動で重要な情報を手に入れた。
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