兄上
あにうえ
名詞
標準
older brother
文例 · 用例
毎朝いただいて居る東奧日報に據れば、私の兄は、いま、縣會に於いてたいへん割のわるい役をして居るやうである、私、いま、兄上に叱咤されるのを覺悟のうへで申してゐるのであるが、勘平役者が黒衣にまはつたやうで氣持がよくない。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
やくざな私を、無言のうちに叩きあげて下さるのも、すべて兄上のちからである。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
兄上の峻嚴と竹内俊吉氏のなごやかさは、縣會に於いて、よいコントラストをなしたであらうに。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
将軍の御齢は三十を一つも越えたもうか、二郎に比ぶれば四つばかりの兄上と見奉りぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
)兄上が左樣申し殘されたか。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
兄上に逢うたらばそのおもむきを確と申傳へてくりやれ。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
上書に、兄上様――旻。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
兄上の言ふことは本當だと思ふ、立派な兄を持つことは幸福である、しかし、私は文學のために勉強を怠ることがない、その故にこそいつそう勉強してゐるほどである、と誇張した感情をさへところどころにまぜて長兄へ告げてやつたのである。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日兄上について考えている。
兄上という言葉は日本語で重要だ。
彼は兄上の意味を理解している。
この文には兄上が含まれている。