唯々
いい
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #124 · 青空 267 例
標準
obedient
文例 · 用例
此の詩を辿り乍ら、この稿を書いてゐる今、色々と心に浮ぶことを、何の反省をも加へずに、唯々書誌してみたいと思ふ。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
花を切つて高崎へでも賣りに出すのかと聞くと、唯々お客さんに自由に進呈するためだといふ。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
唯々面白いのは、此の何萬囘の足音が一度にかたまつて發しないで、實にうまく一樣に時間的に配分されて、勿論多少の自然的偏倚は示しながらも統計的に一樣な毎秒平均足音數を示してゐることである。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
「唯々、お察し申上げます。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
次のご文は、時に小禽|既に終日日光に浴し、歌唄跳躍して、疲労をなし、唯々甘美の睡眠中にあり。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
唯々として自分はこの命令を奉じていた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
変って居るのは唯々何時もの通り夜になると不動様を拝むことだけで、僕等もこれは最早見慣れて居るから強て気にもかゝりませんでした。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
韓湘唯々と畏りて、爪を噛むが如くにして、ぽつ/\と何か撮んで食ふ。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
作例 · 標準
「唯々、仰せの通りにいたします」と、老僕は深く頭を下げて主人の部屋を辞した。
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「唯々、承知いたしました」と二つ返事をしたものの、内心ではその計画の無謀さを危惧していた。
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「唯々」と畏まって答える家臣たちの姿に、若き主君は満足げな笑みを浮かべた。
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「お前の意志はないのか。唯々として従うだけでは、この難局は乗り越えられん」と上司は厳しく叱責した。
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