菊の節句
きくのせっく
名詞
標準
Chrysanthemum Festival (one of the five annual festivals; celebrated on the 9th day of the 9th lunar month)
文例 · 用例
……今日は菊の節句である、家を持たない私には節句も正月もないが、雨のおかげでゆつくり休んだ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
賜氷の節、また氷室の御祝儀ともいって、三月三日の桃の節句、五月五日の菖蒲の節句、九月九日の菊の節句についで古い行事で、仁徳天皇の御代に山ノ辺福住の氷室の氷を朝廷に奉って以来、六月朔日を氷室の節といい、西の丸では、富士氷室の御祝という儀式があり、大奥、御台所は伺候の大小名に祝いの氷餅をくださる。
— 氷献上 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
さて信長公はわずかのあいだに数箇国をきりなびけられ、こと/″\くわがりょうぶんにくわえられまして、しょうしへの御ほうび、こうにんのおしおきなど、それ/″\御さたあそばされ、九がつ九日にはもはや岐阜のおしろにおいて菊の節句をおいわいあそばされました。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
例年ならば、観月の宴、菊の節句、紅葉狩りと、次々に催しがあるのだけれども、今年はそんな次第で殿の御気色がすぐれないものだから、表でも奥でも派手な遊びは差控えることにして、ほんの型ばかりの行事を済ませた。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
何さま今日は、菊の節句でござりましたな」 初めて、人々の眼は、筵の中央にある一脚の経机にそそがれた。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
作例 · 標準
重陽の節句、別名「菊の節句」には、菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わして長寿を願う。
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「明日は菊の節句だから、お仏壇にもいつもより立派な菊を供えてあげましょうか」
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菊の節句に合わせて、和菓子屋の店頭には秋の訪れを告げる可愛らしい菊の形の練り切りが並んだ。
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