冷や飯
ひやめし異読 れいはん・ひえめし・つめためし
名詞多音語
標準
cold rice
文例 · 用例
銀ぶら道中記(六) 西洋でブレッド・アンド・ミルクの生活といえば、日本の冷や飯にたくあんに相当すると聞いたことがあるが二た昔前まで、ミルクにパンに紅茶を一食まぜるということはハイカラな生活で、まあ自慢の一つになるものであった。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
(青木先生の食客となって一生冷や飯を食うのもいいさ)などと磊落に思うこともあった。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
枝が揺れさわぐと、やみのなかに黒い影がおどって、冷や飯|草履をとおして、地面の冷えが、はい上がってきた。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
板の間で冷や飯を食べ、雑巾バケツの側で叱られ、又、おかみさんの足腰を揉ませられる事よりも、それは奴隷的な屈辱感に汚される心地であった。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
と、彼はお午すこし前に妻を起さぬようそっと餉台を出し、沸しざましをかけて独り冷や飯をかき込んだ。
— 細井和喜蔵 『モルモット』 青空文庫
あわれや、泥棒仲間へ落ちたおちぶれ者」「なにを、廟堂の冷や飯食いめ」 発矢。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
小屋の木戸口や楽屋裏へ来て、芸人の冷や飯をもらって歩くお前たちが、口出しをする幕じゃあるまいに」「女のくせにしやがって、きいたふうな事を言やあがる。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
それはおれの部屋に冷や飯を食っている岡ッ引だから、訊いてみて、もしそうだったら、灯ともし頃を合図に、大川と浜町の陸から、例の所へ人数をよこすように親方が言い残して行きましたと、言伝をしてくれないか。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
作例 · 標準
朝食で残った冷や飯を使って、お昼にパパっとチャーハンを作る。
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昔の人は、冷や飯にお茶をかけてサラサラとかき込むのが日常だった。
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レンジでチンすれば、冷や飯も炊きたてのように美味しく食べられる。
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標準
hanger-on
作例 · 標準
彼は親戚の家で冷や飯として扱われ、居心地の悪い日々を過ごしていた。
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「冷や飯の身分で贅沢を言うな」と叔父に厳しく叱責された。
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兄の成功の陰で、次男の彼は家の中で冷や飯の存在でしかなかった。
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標準
disgraced former actor
作例 · 標準
かつて主役を張った名優も、今では冷や飯として端役を細々とこなしている。
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スキャンダルで干された彼は、業界で冷や飯を食わされる時期が長く続いた。
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「一度冷や飯になった役者が返り咲くのは、並大抵のことではない」と監督は語った。
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