五里霧中
ごりむちゅう
名詞-の形容詞名詞
標準
totally at a loss
文例 · 用例
もし問題の分析をせずに研究すればいつまでたっても要領を得ないで五里霧中に迷うような事になってしまう。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
ほんとうの死因、それは私にとっても五里霧中であります。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
ふっと気がついたら、そのような五里霧中の、山なのか、野原なのか、街頭なのか、それさえ何もわからない、ただ身のまわりに不愉快な殺気だけがひしひしと感じられ、とにかく、これは進まなければならぬ。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
さて/\奇妙な事だと、私は暫時五里霧中に彷徨ふた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
私が子ープルス港を出港のみぎり、圖らずも注意を引いた反古新聞の不思議なる記事中の主人公で、既に一年半以前に或秘密を抱いて、部下卅七|名の水兵等と一夜奇怪なる帆走船に乘じて、本國日本を立去つた人、其人に今や斯かる孤島の上にて會合するとは、意外も、意外も、私は暫時五里霧中に彷徨したのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
武村兵曹は私の横側で五里霧中の顏。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
五里霧中で、そうして時たま、虎の尾を踏む失敗をして、ひどい痛手を負い、それがまた、男性から受ける笞とちがって、内出血みたいに極度に不快に内攻して、なかなか治癒し難い傷でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
その一言に依って、自分の気持も、きまった筈なのに、自分には、ただ五里霧中でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
新しいプロジェクトの担当になったが、何から手をつけていいか五里霧中だ。
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突然のトラブルで、彼は五里霧中の状態に陥った。
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複雑な指示を受けて、皆、五里霧中になってしまった。
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