手探り
てさぐり
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #22394 · 青空 409 例
標準
fumbling
文例 · 用例
シングの「鑄掛屋の結婚」はこの三つのなかで芝居としては一番いいものだと今でも思つてゐるが、それは稽古を重ねてゐるうちに自然胸に感じられて來たことであつて、たつたそれだけのことでも、自分等の努力が手探りにわからせて呉れたのだと思ふとどんなに樂しかつたか知れない。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
そしてその一隅にある傾斜の急な階段を手探りに登つて、登りついた二階の廊下の扉を開くと電燈のぱつとした、十疊ほどの長い廣間だ。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探りで開いて、小さな器械の類にさわってみました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
また戦線の夜の野原の中を四つんばいになってしかも目かくしされたままで手探りで遺利を拾得しようとしている「落ち穂拾い」にもこれは足しにならない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
まっ暗な階段を手探りながら登って行って頂上に出る。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
庭の木立の間の暗いジメジメした土の上を手探りで歩いて行くうちにビッショリと汗をかいた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
園はいつものとおり、ドアの蔭になっている釘に、外套と帽子とをかけて、本箱の隅におきつけてあるマッチを手探りに取りだしてラムプに灯をともした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
二人の孫を手探りにして赤い涙を流すんじゃないか。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
停電で真っ暗な廊下を、壁を頼りに手探りで進んでいった。
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前例のない新規事業だったので、最初は全てが手探りの状態だった。
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鞄の底にあるはずの鍵を、中身を見ずに手探りで必死に探した。
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