内乱
ないらん
名詞頻度ランク #22113 · 青空 300 例
標準
civil war
文例 · 用例
これ日本に於ける戦争が、古来すべて内乱であり、人種と人種との衝突でなく、少数武士の権力争いにすぎなかったからだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
先生はわが邦歴史のうちで、葡萄牙人が十六世紀に始めて日本を発見して以来織田、豊臣、徳川三氏を経て島原の内乱に至るまでの間、いわゆる西欧交通の初期とも称して然るべき時期を択んで、その部分だけを先年出版されたのである。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
漢初以来の骨肉相喰む内乱や功臣連の排斥擠陥の跡を例に引いてこう言われたとき、李陵はほとんど返す言葉に窮した。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
かかる状態は必然的に其の中に内乱紛争の因由を蔵するものというべし。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
兎に角、目前に危険の感じられる内乱と、又、それを誘発すべき白人の圧迫とを、何とかして防がねばならぬ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
その状あたかも十七世紀に、英国内乱に際し、旧儀古式を全廃し、セントポール大寺観を市場と化し、その洗礼盆で馬を浴せしめ、愚民|嗷語して、われは神を信ぜず、麦粉と水と塩を信ずと言い、僧に向かいて汝自身の祈祷一俵を磨場に持ち往き磨いて粉にして朝食を済ませよなど罵りしに同じ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
ことだけを理由にしても、私が、こゝに至れば、指揮者となり号令者と化して、奮ひ立たなければ、浅間しい内乱が生ずるより他に道のない嶮崖に私達は到達したわけであつた。
— 牧野信一 『川を遡りて』 青空文庫
西洋にも詩聖ダンテまで捲き添えを食わせたゲルフ党とギベリン党の内乱は全く犬の喧嘩に基づいたというが、噺が長過ぎるからやめとする。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫