片手
かたて
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #6434 · 青空 5525 例
標準
one hand
文例 · 用例
曰く「われは横綱らしく強いところを見せようとして左の腕を大きくぶるんと振って相手を片手で投げ飛ばそうとしたが、相手は小さすぎて、われの腕はむなしく相手の頭の上を通過し、われはわが力によろめき自ら腰がくだけて敗れたのである。
— 太宰治 『男女川と羽左衛門』 青空文庫
野も山も新緑で、はだかになってしまいたいほど温く、私には、新緑がまぶしく、眼にちかちか痛くって、ひとり、いろいろ考えごとをしながら帯の間に片手をそっと差しいれ、うなだれて野道を歩き、考えること、考えること、みんな苦しいことばかりで息ができなくなるくらい、私は、身悶えしながら歩きました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
その男が赤毛氈の縁台のまんなかにあぐらをかいて坐ったまま大きい碾茶の茶碗でたいぎそうに甘酒をすすりながら、ああ、片手あげて私へおいでおいでをしたでないか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
」 祖母は片手で膝を突いて立つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
外套の隠しへねじ込むと蜜柑がつかえるから、また片手でしっかりさげて歩き出した。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
竹村君は片手の皿の包を胸に引きしめるようにして歩いていたが、突然口の中で「三百円もあるといいなあ」と呟いた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
片手を挙げて合図をして「居た居た、あそこに」と云われても、どこにどんな鳥がいるのか明き盲の自分にはちっとも見えない。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
つまり、長男の道樂は、次男三男の酒亂の如くムキなものではなく、ほんの片手間の遊びである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は片手でハンドルを握り、もう片方の手でハンバーガーを頬張っていた。」
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「スマホを片手に、寝落ちするまでSNSを眺めるのがやめられない。」
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「そんなの、片手間でできるくらい簡単な仕事だよ。」
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「片手にカバン、片手に傘を持って、雨の中を走って駅まで行った。」
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