左手
ひだりて
名詞頻度ランク #6113 · 青空 3324 例
標準
left hand
文例 · 用例
ああ、するどき薄刃をさげ、左手をもつて敵手に揖す、はや東雲あくる楢の林に、小鳥うたうたひ、きよらにわれの血はながれ、ましろき朝餉をうみなむとす。
— 萩原朔太郎 『決鬪』 青空文庫
左手の籔が切れる所に来ると、右手の方に養漁場がみえ、その他は一面の田で遠く神田上水源の方の森並に縁取られてゐる。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
川のむこうにいた女よりさきに菊ちゃんを見て知っていたような気もするのです」「まあ、いい」馬場はそう呟いて微笑んでみせたが、いきなり左手で顔をひたと覆って、嗚咽をはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
彼の顔色が急に変るかと思ふと彼は自分のマントと帽子を左手に持つて、右手で私の頬をポカツと擲りつけた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
そのころ習い始めたメンデルスゾーンの「春の歌」の、左手でひく低音のほうを繰り返し繰り返しさらっていた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
右手のほうでひいているメロディだけを聞くとそれは前から耳慣れた「春の歌」であるが、どうかして左手ばかりの練習をしているのを幾間か隔てた床の中で聞いていると、不思議に前の書中の幻影が頭の中によみがえって来て船戦の光景や、セント・オラーフの奇蹟が幾度となく現われては消え、消えては現われた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
左手の小高き岡の向うに大石|内蔵助の住家今に残れる由。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
その日の夕近く、翁は垂れ雲を左手にした、垂れ雲の幕の面を平行する行路の上を辿るようになった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
彼は左手にコーヒーカップを持ち、右手で新聞を読んでいた。
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ピアノを弾くとき、左手は伴奏、右手はメロディを担当する。
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転んでしまった子供は、左手を擦りむいて泣き出した。
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標準
left-hand side
作例 · 標準
その店の入り口は、道路の左手にあった。
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次の角を曲がると、左手に大きな公園が見えてくるよ。
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彼は電車の窓から、左手に広がる美しい景色を眺めた。
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