表具師
ひょうぐし
名詞
標準
paperer
文例 · 用例
拓本職人は石刷りを法帖に仕立てる表具師のようなこともやれば、石刷りを版木に模刻して印刷をする彫版師のような仕事もした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
其処へ和上の縁談が伝はつたので年寄仲間は皆眉を顰めたが、何う云ふ運命であつたか、愈呉服屋の娘の輿入があると云ふ三日前、京から呉服屋の出入の表具師や畳屋の職人が大勢来て居る中で頓死した。
— 與謝野寛 『蓬生』 青空文庫
種々雑多の職人、例えば筆結・墨師・弓矢師・絃師・襖師・表具師・土器師・焼物師・笠縫・簑作・石切屋・左官・櫛挽・蝋燭屋なども、みな穢多の支配の下におったものだと言っております。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
來客の老人は近頃|愈曲園の題書を手に入れたが日本の表具師に頼むと何となく俗にして了ふから困ると云ふ事を語る。
— 永井荷風 『新歸朝者日記 拾遺』 青空文庫
表具師の使う言葉にも「蓑貼」というのがある。
— 柳宗悦 『蓑のこと』 青空文庫
畳屋や表具師の専門とは別だろう。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
一、機巧、備前国岡山表具師|幸吉というもの、一鳩をとらえて其身の軽重羽翼の長短を計り、我身の重さをかけ比べて自ら羽翼を製し、機を設けて胸前にて操り搏飛行す、地より※ることあたわず、屋上より羽搏ちて出ず。
— 野村胡堂 『天保の飛行術』 青空文庫
(以下略) この事があってから三十年、天保初年頃には表具師幸吉加賀の白山に籠り、益々飛行機の研究を積んで、鼓翼飛行から滑翔飛行機にまで発見を進めて居たのです。
— 野村胡堂 『天保の飛行術』 青空文庫
作例 · 標準
熟練の表具師は、和紙の種類や糊の濃さを巧みに操り、古びて破れかけた作品を鮮やかに蘇らせる。
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一人前の表具師になるためには、長年の厳しい修行に加え、湿度の変化を感じ取る繊細な感覚が必要だ。
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「素晴らしい仕事ですね」と、出来上がった屏風を見て、客は表具師の技術を惜しみなく称賛した。
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