浅蜊
あさり異読 アサリ
名詞頻度ランク #28942 · 青空 30 例
標準
Manila clam (Ruditapes philippinarum)
文例 · 用例
春夜浅蜊のやうなもの、蛤のやうなもの、みぢんこのやうなもの、それら生物の身体は砂にうもれ、どこからともなく、絹いとのやうな手が無数に生え、手のほそい毛が浪のまにまにうごいてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
浅蜊の殻を店の前の泥に敷いていた自身番の老爺は、かかえていた笊をほうり出して、半七らを内へ入れた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
浅蜊貝の腐ったゴト口開けとる奴ばドウするケエ』『まあまあ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
浅蜊ッ貝を小一升と、木葉のような鰈を三枚、それでずぶ濡れになっちゃあ魚屋も商売になりませんや。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
浅蜊はとなりの家へやって、鰈は老婢とふたりで煮て食ってしまったというのであった。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
安房上総の山々を背景にして、見果てもない一大遊園地と化した海の上には、大勢の男や女や子供たちが晴れた日光にかがやく砂を踏んで、はまぐりや浅蜊の獲物をあさるのに忙がしかった。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
はまぐりや浅蜊の獲物も大抵捨てて帰った。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
お土産は小雑魚よりも浅蜊、蛤の類、手に手に破れ網の古糸をすき直して拵えたらしい提げものに一ぱいを重そうにして、これ留守居や懇意へのすそ頒け、自分は喰べずとも綺麗さっぱり与ってしまった方が結句気安いようで、疲れて寝る臥床の中に、その夜の夢は一入平和である。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
作例 · 標準
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