例の
れいの
連体詞
標準
the usual
文例 · 用例
加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて、ルモオルは船から船に移されて漸くのことで例の親戚の手に渡されたのだが、その親戚は貧乏になりはてちまつてゐたといふわけだ。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
且つ一つには、例の「人の心を見通す」聰明さから、彼一流の思ひやりで、たまたま私と合槌を打つてるのだとも考へた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
だが私は例の調子で、相手の氣分におかまひなく、無遠慮にずばずばと放談した。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
歸途に別れる時、室生は例のずばずばした調子で、私に向つて次のやうな皮肉を言つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
卑屈の克服からでは無しに、卑屈の素直な肯定の中から、前例の無い見事な花の咲くことを、私は祈念しています。
— 太宰治 『自信の無さ』 青空文庫
もう十一月も終り頃だつたが、私が女の新しき家の玄関に例のワレ物の包みを置いた時、新しき男は茶色のドテラを着て、極端に俯いて次の間で新聞を読んでゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
父に連れられて行つたのだが、父が切符を求めてゐる時、ヒヨイと僕の前に例の弁士の息子が立現れて、神明館と軽業とどつちがよいと思ふかと云ふのであつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
軽業の方は明るい上に楽隊は盛んに鳴らしてゐる、所で神明館の方は仄暗く、例の昔の映写機が、憂鬱な音を立てゝ廻つてゐた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
「例の件、どうなってる?」「今、最終確認をしているところです。」
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彼は待ち合わせ場所に現れると、例の笑顔でこちらに手を振った。
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また例の場所で会おうと、彼は私にだけ聞こえる声で囁いた。
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標準
said
作例 · 標準
先日お話しした例のレストラン、予約しておきました。
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昨日話題に出た例の本、早速買ってきたよ。
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例のプロジェクトリーダーが、急遽交代になったらしい。
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標準
in the usual way
作例 · 標準
彼は例の通り、約束の時間にきっかり現れた。
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会議は例の如く、特に結論も出ずに終わった。
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祖父は例の調子で、昔の武勇伝を語り始めた。
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