避難者
ひなんしゃ
名詞
標準
evacuee
文例 · 用例
堀に沿うて牛が淵まで行って道端で憩うていると前を避難者が引切りなしに通る。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
夕方に駒込の通りへ出て見ると、避難者の群が陸続と滝野川の方へ流れて行く。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
これはもちろん、避難者の荷物が豊富な焚付けを供給したためである。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
停車場は、持てるだけ荷物をかゝえこんだ青島への避難者でごった返した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
避難者は、そのあとから、まだ、まだ押しよせて来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
KS倶楽部へは、あとから、あとからといくらでも避難者が押しよせて来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」と、やつと佛壇へ納めたばかりの位牌を、内中で、此ばかりは金色に、キラリと風呂敷に包む時、毛布を撥ねてむつくり起上つた――下宿を燒かれた避難者の濱野君が、「逃げると極めたら落着きませう。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
街路の左右には避難者の人浪が打っていた。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
作例 · 標準
避難所の生活はプライバシーが確保しにくいため、長期化するにつれて多くの避難者が精神的な疲労を訴えるようになった。
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炊き出しのボランティアとして参加し、温かい豚汁と握り飯を避難者の方々に手渡すと、「ありがとう」という言葉に胸が熱くなった。
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災害対策本部は、避難者の氏名や年齢を記した名簿を速やかに作成し、安否を気遣う家族からの問い合わせに対応している。
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