慣らす
ならす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to accustom
文例 · 用例
悍馬を慣らす顛末は、もちろん編集の細工が多分にはいってはいるであろうが、あばれるときのあばれ方はやはりほんとうのあばれ方で寸毫の芝居はないから実におもしろい。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
かの女は最初|巴里につき、それから主人の用務でイギリスへしばらく滞在するため巴里を出立するとき、むす子に言葉を慣らすため一人で残して置いたのであるが、かの女はむす子の慰めになるかも知れないと、上海の船つきで買い入れたカナリヤの鳥籠をもむす子に残していった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
赤鯛は四十尋から百尋、鱸も十尋以上七八十尋といふので、テグスだけでも容易でないが、引かける、慣らす、釣りあげるとなると、その魚の跳躍、腮洗ひといふものは素晴らしく、釣り上げてからも一尾四五円の価値がある。
— 佐藤惣之助 『夏と魚』 青空文庫
自分はしばらくの間、瞳を慣らすために、眼をぱちぱちさせた。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
二人の犬殺しは、その前日来、しきりに犬を手慣らすことに骨を折りました。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
僕はまず、自分の体を辛苦に慣らすことから始めました。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
鶫の群れが、牧場から還りに、柏の木立の中で、ぱっとはじけるように散ると、彼は、眼を慣らすために、それを狙ってみる。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
坑へ這入るものはここで五六分休んで眼を慣らすんですと云った。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
作例 · 標準
新しい靴を足に慣らすために、まずは近所の散歩から始めた。
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海外生活を始める前に、少しずつ現地のスパイスの効いた料理に舌を慣らす。
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暗い映画館に入った直後は何も見えないが、しばらくすれば目が慣れる。
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標準
to tame
作例 · 標準
野良猫を少しずつ家に慣らすため、毎日決まった時間にエサを置いて様子を見た。
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彼は気性の激しい猟犬を、忍耐強く訓練して見事に慣らすことに成功した。
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サーカスの団員たちは、巨大な象を言葉一つで操れるほどに慣らす。
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