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好き者

すきもの
名詞
1
標準
lecher
文例 · 用例
張華の『博物志』三に〈蜀山の南高山上に物あり、という、一名馬化、同じく道を行く婦人に、好き者あればすなわちこれを盗みて以て去る〉、『奥羽観跡聞老志』四に、駒岳の神は、昔馬首獣の者生まれ、父母怖れて棄つると猴が葛の葉を食わせて育てた、死後この神と成ったと出づ。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
どたどたと騒がしゅう振舞って何者じゃ」 四十がらみの、ずんぐりとした好き者らしい脂肉を褥の上からねじ向けて、その主計頭がいとも横柄に構えながら、二万四千石ここにありと言いたげに脇息もろ共ふり返ったのを、ずいとさしつけたのはあの三日月形です。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
こんなわけで小さい時から不具者扱ひにせられて、書などあまり習はなかつたものださうだが、それでも晩年になると、心まかせに書いたのが面白いといつて、好き者の間にかなりもて囃されたものだ。
大正十一(一九二二)年 茶話 青空文庫
花風に裳をけ返しつつからかい気味の好き者共を尻目にかけ、柳眉をあげている、おきゃんな女性。
杉田久女 桜花を詠める句 青空文庫
そればかりではございませぬ、平林という奴は誠に横着な奴で、平生罪人の内女の眉目好き者がありますと、役柄をも憚らず妾にするという、現に只今でも一人囲い者にして男児を設けたということでございます。
三遊亭圓朝 後の業平文治 青空文庫
第三話 動かぬ蠅 好き者の目賀野千吉は、或る秘密の映画観賞会員の一人だった。
海野十三 青空文庫
なんとなれば、およそ彼ほどの好き者は、会主の知っている範囲では見当らなかったのだ。
海野十三 青空文庫
しかし好きの点では人一倍ただならぬまでに好き者であったに違いない。
北大路魯山人 良寛様の書 青空文庫
作例 · 標準
「あいつは本当に好き者だから、綺麗な女性がいればすぐに声をかけるんだ」
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近所でも有名な好き者の老紳士は、今日も若者に混じって賑やかな街へと繰り出していった。
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好き者の噂が広まった彼は、職場の女性陣から距離を置かれるようになってしまった。
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2
標準
dilettante
作例 · 標準
「彼は骨董品にかけてはかなりの好き者で、週末は各地の蚤の市を飛び回っているよ」
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茶道の世界には、形式よりも風流を愛でる『好き者』と呼ばれる人々がいる。
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単なるコレクターではなく、その歴史的背景まで深く追求する彼は本物の好き者だ。
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