目配せ
めくばせ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
signalling with the eyes
文例 · 用例
相手は次第に気の毒さうにしはじめ、そのうち少し私を「脳不足」だといふ意味の目配せを主人やお主婦さんと交すやうになつた。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
すると女が私に目配せするのであつた、まるでまだ私の女であるかのやうに。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
母がそれを目配せして止めた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
」とて、……及び腰に覗いて魂消ている若衆に目配せで頷せて、「かような大魚、しかも出世魚と申す鯉魚の、お船へ飛込みましたというは、類稀な不思議な祥瑞。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
が、まだ二人ともなにも言わなかった時、連と目配せをしながら、赤ら顔の継母は更めて、男の前にわざとらしく小腰、――と云っても大きい――を屈めた。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
」 目配せをすると、お源は莞爾して俯向いたが、ほんのり紅くした顔を勝手口から外へ出して路地の中を目迎える。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 七「その、河野へ行くに就いてだが、」 と主税は何か、言淀んで、「何は、」 お蔦に目配せ、「茶はないのか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
もう、玄関の、格子が開きそうなものだと思うと、音もしなければ、声もせぬので、お蔦が、「御覧、」と目配せする。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
会議の最中、隣の同僚と目配せをして、タイミングを合わせて質問をぶつけた。
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彼女がそっと目配せした先を見ると、犯人らしき男が人混みに紛れて逃げようとしていた。
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二人は阿吽の呼吸で目配せを交わすと、同時にピアノとバイオリンの演奏を始めた。
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