倹
けん
名詞頻度ランク #8260 · 青空 18 例
標準
economizing
文例 · 用例
家康は「上を見な」「身の程を知れ」の「五字七字」を秘伝とまで考えたから、家臣の美服を戒め鹵簿の倹素を命じた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
室の照明は私設ガスタンクのガスによって、倹約と保守的な気分と面倒がりとのために電燈設備をしないでしまった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
どんな勤倹な四民も年に一度のお花見には特定の「濫費デー」を設けた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
ある地方の倹約な商家では平日雇人のみならず主人達も粗食をしていて、時々「贅沢デー」を設けて御馳走を食ったという話もある。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
「なあにこの書物ぁ倹約教へだのだべも。
— 宮沢賢治 『十月の末』 青空文庫
旱倹雲の鎖やむら立ちや、 森はた森のしろけむり、鳥はさながら禍津日を、 はなるとばかり群れ去りぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
御維新の大変動で家が追々微禄する、倹約せねばならぬというので、私が三歳の時|中徒士町に移ったそうだが、其時に前の大きな家へ帰りたい帰りたいというて泣いていて困ったから、母が止むを得ず連れて戻ったそうです。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
そうとも知らずわずかの車賃を倹約するつもりで我慢して歩いて行った。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
作例 · 標準
倹の精神は、物を大切にする心につながる。
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戦後の日本では、倹約が美徳とされた。
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彼は倹に努め、無駄な出費を抑えている。
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