所懐
しょかい
名詞
標準
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文例 · 用例
傾きかかった古家の薄暗い窓のもとで、師走の夜の寒さにすくみながら、当時の所懐と所見とを書き捨てたままで別にそれを発表しようとも思わず、文庫の底に押込んでしまったのであろう。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
傾きかかった古家の薄暗い窓の下で、師走の夜の寒さに竦みながら、当時の所懐と所見とを書き捨てたままで別にそれを発表しようとも思わず、文庫の底に押込んでしまったのであろう。
— 岡本綺堂 『十番雑記』 青空文庫
余大学の業をおえ、もっぱら経済の学に志してより今に至って十有四年、ようやく近ごろ酔眼|朦朧として始めて這個の消息を瞥見し得たるに似るがゆえに、すなわちこの物語に筆を執りいささか所懐の一端を伸ぶ。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
そこで浦和弁論会はいずれの学校に属する学生でも自由に所懐を述べてさしつかえないことにした。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
彼自ら詩を作りて其所懐を述べて曰く誰疑山谷堕泥犂、懶学樊川張水嬉、唯使心膓如鉄石、不妨筆墨賦氷肌。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
なお記者に所懐を語って曰く、「勝てると思う。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
席上所懐一首を得たり。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
幸田と酒月は、異口同音に、鳴く筈もない噴水の鶴が鳴いた時にはどんなに仰天したか、むしろ淡白に所懐を述べたのち、浅草の木賃宿で立聴きした山木と踏絵の会話を紹介している。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
会議で、各自が所懐を述べた。
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彼の所懐を詳しく聞く機会があった。
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「この件について、あなたの所懐をお聞かせください。」
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