多生
たしょう
名詞
標準
metempsychosis
文例 · 用例
これ皆朝顔のおかげといたく愛して翌年の夏に至りけるに、去年の花より多くの種残りて、さりとは数多生ひ出で、蔓の頃はさぞかしと思ひやらる。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
その手術を引き受けていたのは幡多生まれで幡多なまりの鮮明なお竹という女中であった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
「ああ弘誓の強縁、多生にもまうあひがたく、真実の浄信、億劫にもえがたし、たまたま行信をえば、とほく宿縁をよろこべ。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
然らずは一殺多生の理に任せ、御身を斬つて両段となし、唐津藩当面の不祥を除かむ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
マンションクラブは、我々同人の集まる、袖すり合えば多生の縁ありという、その緑の下の力持ちをする同人達の息抜きクラブである。
— 小林一三 『アーニイ・パイルの前に立ちて』 青空文庫
若し、健康でいたならば二人は、いかにこの世の中が苦しいところであろうとも、また幾多生を享楽すべきこともあったのにと考えると、親として、悔恨の深いものがあります。
— 小川未明 『貧乏線に終始して』 青空文庫
「一樹の蔭に共にやどり、一河の流れを共に汲む、それさえ多生の縁だという、まして相馴れて三年となる、等閑でないわしの心、折りにふれ物につけ、お前も知ってくれたと思うよ。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
李旦という博多生れの福建人は、こんなことには馴れきっているふうで、急ぎもせずにゆっくりと舵場へ上って行った。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
作例 · 標準
魂は多生を繰り返しながら、永遠の旅を続けていくという宗教観。
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輪回転生の中で、我々は多生の間に何度も親兄弟として出会っているのかもしれない。
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多生の迷いから抜け出し、解脱の境地に達することを目指して修行に励む。
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標準
saving the lives of many
作例 · 標準
その医師は、医療技術の向上こそが多生の命を救う道だと信じて疑わなかった。
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飢饉の際、富豪が私財を投じて施しを行い、多生の窮地を救ったという伝説。
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新薬の開発は、多生の苦しみを和らげるための人類の悲願である。
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