郡部
ぐんぶ
名詞
標準
rural districts
文例 · 用例
東京うちなら、郡部でも、私は訪ねて行つて、飮まうと思ふ。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
今日では郡部へ行っても、こんな風情は容易に見られまい。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
」 栗栖は福井の産まれで、父も郡部で開業しており、山や田地もあって、裕福な村医なのだが、その先代の昔は緒方洪庵の塾に学んだこともある関係から、橋本左内の書翰などももっていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
)と云う標題で、西の草深のはずれ、浅間に寄った、もう郡部になろうとするとある小路を、近頃|渾名してAB横町と称える。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
此新聞は、企業家としては随分名の知れてゐる山県勇三郎氏が社主、其令弟で小樽にゐる、これも敏腕の聞え高き中村定三郎氏が社主を代表して、社長は時の道会議員なる老巧なる政客白石義郎氏(今年根室郡部から出て代議士となつた。
— 石川啄木 『悲しき思出』 青空文庫
大塚の場末の――俥がその辻まで来ると、もう郡部だといって必ず賃銀の増加を強請る――馬方の通る町筋を、奥へ引込んだ格子戸わきの、三畳の小部屋で。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
都を西南の方へさすらい出て、こゝの村外れにひと月、かしこの橋下にふた月と、わたくしは旧東京の市区と、大東京とは名のみの郡部とのすれ/\の境界線に沿うて、彼方に多那川の流れを心頼みにしながら南へ移って来たのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
旧東京市区の繁華な町には既に乞食の縄張りやら、専門々々の貰いの掟があってうるさいまゝに、多くは田畑や雑木林のある郡部に住み、折を見ては町中へ紛れ入ります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
彼は静かな環境で執筆活動に専念するため、都会を離れて空気の綺麗な郡部へと移り住んだ。
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郡部では高齢化と人口減少が深刻で、公共交通機関の維持が大きな社会問題となっている。
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週末に車で郡部の農村を訪れ、地元の新鮮な野菜を直売所で購入するのが楽しみだ。
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