固唾を呑む
かたずをのむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to hold one's breath (in fear, anxiety, etc.)
文例 · 用例
石松と七五郎固唾を呑む。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
固唾を呑む門人とおしま。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
」「おおおお、」 と、法師は目を※って固唾を呑む。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
水を浴びてすくっと立っている眼の覚めるような鮮かな肢態に固唾を呑むような嫉妬を感じていた長屋の女が、ある時、お君の頸筋を見て、「まあ、お君さんたら、頸筋に生毛いっぱい……」 生えているのに気がついたのを倖い、おおげさに言うので、銭湯の帰り、散髪屋へ立ち寄ってあたってもらった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
固唾を呑むようにして房枝の席のほうを見詰めていた生徒たちが、ひそひそと囁きだした。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
座にい並んだ十数人の武士ども、そこでちょっとばかり居住まいを直し、固唾を呑むような格好をした。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
彼は固唾を呑む思ひで次の言葉に耳を傾けた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
(これは問題が大きいぞ) それだけに興味も加わって、固唾を呑むという心持!
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
作例 · 標準
逆転サヨナラのランナーが本塁へ突っ込む光景を、観客は固唾を呑んで見守った。
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「うわあ、あんな狭いところを通り抜けるなんて……。見てるこっちが固唾を呑んじゃうよ。」
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手術中のランプが消えるのを待つ廊下で、家族は祈るような気持ちで固唾を呑んでいた。
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オークションの金額が跳ね上がっていく様子に、会場の誰もが固唾を呑んで注目している。
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