案山子
かかし異読 かがし・あんざんし・そおど・そおず・カカシ
名詞多音語頻度ランク #37016 · 青空 309 例
標準
scarecrow
文例 · 用例
林檎畑の案山子は、樹の頂上からぴょこんと空中へ今正に飛び出した所だと云ったような剽軽な恰好をしている。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
この映画に現われて来る登場人物のうちで誰が一番幸福な人間かと思って見ると、天晴れ衆人の嘲笑と愚弄の的になりながら死ぬまで騎士の夢をすてなかったドンキホーテと、その夢を信じて案山子の殿様に忠誠を捧げ尽すことの出来たサンチョと、この二人にまさるものはないような気もするのであった。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
中にはちょうど一本足の案山子に似たのもある。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
銃と剣を持った巡警は、案山子だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
今は姿さへ見えない船長は、胸をさわがせながら茫然として、舷橋の上に案山子のやうに立つてゐる事だらう。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
道中笠を取って下腹へ当がって、案山子が打倒れた形でいたのが。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
稻束を盾に、や、御寮、いづくへぞ、とそゞろに問へば、莞爾して、さみしいから、田圃の案山子に、杯をさしに行くんですよ。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
やい、稲が実ったら案山子になれ!
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
夏の畑で、案山子が鳥を追い払う姿は風物詩だ。
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子供の頃、祖父と一緒に作った案山子には、古い麦わら帽子をかぶせた。
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突然の強風で、立ててあった案山子が倒れてしまった。
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標準
figurehead
作例 · 標準
彼は社長という肩書きだが、実際はただの案山子で、決定権は専務が持っている。
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このプロジェクトのリーダーは名ばかりの案山子で、実務は部下が全てこなしている。
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かつての権力者も、今では公の場に出るだけの案山子に過ぎない。
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