雪塊
せっかい
名詞
標準
lump of snow
文例 · 用例
「銀嶺」のごときは元来実写を主題にしたものであろうが、軒のつららのものうい雫に悠久の悲しみを物語らせ、なべの中に溶け行く雪塊に運命の不思議を歌わせ、氷河の上に映る飛行機の影に山の高さを示揚させたりするのも他の例である。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
何かよい工夫はないかと、頭脳を絞ってみたが、不図思付いて、彼はすこし後退すると雪塊を掘っては岩陰へ搬んだ。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
ちえつ、悪魔めが、なんちふ雪塊を吹きつけて、目潰しを喰らはしやあがるこつた!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
見あげると、岩頭に吹きつけられた大きな雪塊が、いまにも雪崩れ落ちて来るかと思われ、うつむけば断崖の下には氷の砕片が鋭い鮫の歯を並べている。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
雪渓の最後は巨大な雪塊が群立ち、写真で見る氷河の感を与えて自分たちを喜ばす。
— 小川登喜男 『一ノ倉沢正面の登攀』 青空文庫
「ノロ甚」の豆腐屋の表に、白い雪塊のようなものが飛んでいる。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
林のそこここで、枝から雪塊の落ちる音が聞える……しかし大弐には、その他になんの物音も聞えなかった。
— 山本周五郎 『夜明けの辻』 青空文庫
それで何でも人からくれるものが善いものであれば何もおせっかいな詮議などはしないで単純にそれを貰って、直接くれたその人に御礼を云うのが、通例最も賢い人であり、いつでも最も幸福な人である。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
作例 · 標準
川岸には、丸みを帯びた石塊がいくつも転がっていた。
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古代の遺跡では、巨大な石塊を積み上げて作られた建造物が見られる。
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「この石、すごく重い!大きな石塊だね、どうやって運んだんだろう。」
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